NOTE 07 · 原稿整理

原稿の一括置換で固有名詞を壊さないための確認ノート

置換する語を長く絞り、固有名詞と引用文を除外してから結果を照合。やり直せる記録用の表も用意しました。

2026年10月25日公開 · ライターの作業ノート編集

原稿の一括置換で固有名詞を壊さないための確認ノートに関連する無料ツールの実際の入力例と結果
2026年10月25日、Chromeで内蔵の入力例を操作して撮影。説明用サンプルを使用しています。

同じ文字でも、変える場所は同じとは限らない

「ください」を「下さい」へそろえる、といった依頼でも、引用文や商品名まで変更してよいかは別に確認します。一括置換は入力した文字列に一致した箇所を変える操作です。文の意味や依頼主の意図まで判定してくれるわけではありません。原稿をコピーして作業用の版を用意し、元の版には手を加えずに始めます。

短すぎる検索語を避ける

説明用の原稿を「ライトを購入。ライトニングという作品も調べる。」とします。「ライト」を「照明」に一括で変えると、作品名の先頭まで対象になります。作品名を変えたくないなら、この例では「ライトを購入」を「照明を購入」へ置き換えるか、一箇所ずつ編集します。検索対象を長くすると誤変更を減らせますが、助詞や表現が異なる他の文まで拾えるわけではありません。

検索語置換後判断
ライト照明作品名にも一致するため、全件に使わない
ライトを購入照明を購入この説明例の一文に対象を絞る

記号は文字どおりに扱う

このサイトの文字置換は正規表現ではありません。掲載画面の「a.b aXb」で検索語を「a.b」、置換後を「X」とした場合、「X aXb」になります。ドットを任意の文字に見立てた検索ではなく、そのままの文字列の検索です。正規表現が必要な案件では、対応した編集環境とルールを別に確認してください。

変更記録を一行残す

長い原稿では次の表を作業メモへコピーし、変更のたびに一行ずつ記録すると、何を変えたかを照合できます。件数は自分の原稿で実際に確認した値を入れ、例の数値を流用しません。

検索語→置換後対象・除外照合
[元の語]→[統一表記]本文のみ/引用と固有名詞を除外[実際の件数]件、変更前後を確認

変更後の読み直しは二段階にする

  1. 変更箇所の前後を読み、名詞・助詞・語尾が壊れていないか確認する。
  2. 原稿全体を読み、同じ意味の別表記が残っていないか確認する。
  3. URL、コード、引用文は原資料と照合する。
  4. 変えすぎた箇所は元の版から戻す。

置換件数が多いほど品質が上がるわけではありません。除外条件が多くて一括処理しにくい場合は、対象を段落ごとに分けるほうが確認しやすくなります。

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