NOTE 07 · 原稿整理
原稿の一括置換で固有名詞を壊さないための確認ノート
置換する語を長く絞り、固有名詞と引用文を除外してから結果を照合。やり直せる記録用の表も用意しました。

同じ文字でも、変える場所は同じとは限らない
「ください」を「下さい」へそろえる、といった依頼でも、引用文や商品名まで変更してよいかは別に確認します。一括置換は入力した文字列に一致した箇所を変える操作です。文の意味や依頼主の意図まで判定してくれるわけではありません。原稿をコピーして作業用の版を用意し、元の版には手を加えずに始めます。
短すぎる検索語を避ける
説明用の原稿を「ライトを購入。ライトニングという作品も調べる。」とします。「ライト」を「照明」に一括で変えると、作品名の先頭まで対象になります。作品名を変えたくないなら、この例では「ライトを購入」を「照明を購入」へ置き換えるか、一箇所ずつ編集します。検索対象を長くすると誤変更を減らせますが、助詞や表現が異なる他の文まで拾えるわけではありません。
| 検索語 | 置換後 | 判断 |
|---|---|---|
| ライト | 照明 | 作品名にも一致するため、全件に使わない |
| ライトを購入 | 照明を購入 | この説明例の一文に対象を絞る |
記号は文字どおりに扱う
このサイトの文字置換は正規表現ではありません。掲載画面の「a.b aXb」で検索語を「a.b」、置換後を「X」とした場合、「X aXb」になります。ドットを任意の文字に見立てた検索ではなく、そのままの文字列の検索です。正規表現が必要な案件では、対応した編集環境とルールを別に確認してください。
変更記録を一行残す
長い原稿では次の表を作業メモへコピーし、変更のたびに一行ずつ記録すると、何を変えたかを照合できます。件数は自分の原稿で実際に確認した値を入れ、例の数値を流用しません。
| 検索語→置換後 | 対象・除外 | 照合 |
|---|---|---|
| [元の語]→[統一表記] | 本文のみ/引用と固有名詞を除外 | [実際の件数]件、変更前後を確認 |
変更後の読み直しは二段階にする
- 変更箇所の前後を読み、名詞・助詞・語尾が壊れていないか確認する。
- 原稿全体を読み、同じ意味の別表記が残っていないか確認する。
- URL、コード、引用文は原資料と照合する。
- 変えすぎた箇所は元の版から戻す。
置換件数が多いほど品質が上がるわけではありません。除外条件が多くて一括処理しにくい場合は、対象を段落ごとに分けるほうが確認しやすくなります。